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1.お母さんと赤ちゃんはできるだけ離れないで!
哺乳動物は、子育てのタイプによって母乳の濃さが違うことを知っていますか?
ゴマフアザラシやライオン、ウサギのように子供を置いてえさをとりに行く動物では腹持ちがいいように母乳の脂肪分が多く、ブタやカンガルーのようにいつも子供が親のそばにいる動物では薄い(脂肪が少ない)のです。

私たちヒトは霊長類。
母ザルが子ザルをいつも背中にのせているように、母子密着の子育てをする動物ですから、母乳はさらに薄いのです。
すぐにおなかがすきますから、こどもはしょっちゅう母乳を求めます。
子の求めに応じて母は母乳を与え・・・この母子相互作用によって子供は信頼感や安心感を得るのです。
乳の薄さこそが、母子密着の子育てにつながり、母子の絆の源なのです。
(元上野動物園園長中川志郎「動物の子育て」より)
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2.母乳分泌は生体反射:からだのリズムにあわせて飲ませましょう
赤ちゃんが母乳を吸うリズムには2種類あることをしっていますか?
赤ちゃんがお母さんの乳首に吸い付くと、最初、速いリズムで吸啜して母乳分泌を誘います。
この刺激がおっぱいホルモンを産生し、お母さんの乳房内に母乳が作られます。
これを射乳反射といいます。

反射によって一瞬のうちに作られた母乳は、乳頭めがけて一気に噴出します。
乳房内圧は高まって温度が上昇し、乳頭も膨らみます。
赤ちゃんはこれらの変化を舌や口の粘膜を通して感じ取り、深くゆっくりしたリズムで、ごっくんごっくんと母乳をのみとりはじめます。

射乳は「反射」ですからそう長くは続きません。
新しく湧き出した母乳が赤ちゃんによってひとしきり飲み取られると、射乳の勢いは弱まってきます。
すると赤ちゃんの吸啜行動は、再び、速く浅いリズムに戻ります。
このころになると吸啜の「お休み」も多くなりますから、反対側のおっぱいに取り替え、両方の乳房から飲みとってもらうようにするとお母さんの体もラクで気持ちのよい授乳を続けることができます。
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3.母乳育児は“呼びかけあい〜応えあい”の呼応反射:授乳を通して母子の絆が深まり、赤ちゃんの脳も発達します
上で述べたような、射乳反射という生体反応にもとづく母子相互作用は、哺乳瓶による授乳にはありえません。
乳頭も子供の口腔粘膜も大変敏感な組織です。

子どもと母親はこうした敏感な組織を媒介に、味や温度、乳汁の勢いなどを受け止め、「子:おいしいおっぱいありがとう」「母:よく飲んでくれてありがとう」と呼応しあっているのです。
こうした生体反応にもとづく呼応反応が何百回、何万回と繰り返されるいのちの営みである母乳育児。
母乳で育った子供の知能指数が人口栄養児より若干高いというデータはこうしたところに理由があるのかもしれません。
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4.授乳は生活:ラクで楽しくなければ続かない、心身のリラックスが大切
ヒトの一生を考えれば、授乳期間は決して長いものではありませんが、それでも、数年間、何万回と繰り返される授乳行為です。

本来、母乳育児は楽しくてラクなもの。
痛みがあったりストレスを感じるときはどこかに不具合や間違いがあるものです。
赤ちゃんの飲み方に不自然さを感じるとき、お母さんの体の変調をいち早く感じ取った赤ちゃんからの警告サインかも知れません。

授乳は生活。
辛いことは長続きしません。
母乳をやめたいと感じるときは、母乳育児の専門家に相談してみるといいでしょう。
何か、原因がみつかるものです。
ほっとしあえる仲間もいますよ。
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5.母乳はほしがるだけ飲ませていいのです。自然卒乳で行きましょう!
母乳は赤ちゃんがほしがる間、お母さんが飲ませたいと思っている間はのませ続けてかまいません。
WHO・UNICEFは、2歳を過ぎるまで、その後は母子双方が納得するまで母乳を継続することを勧奨しています。
双方が納得したとき、母乳育児は自然に卒業できるものです。

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