HOME
プロフィール
母乳育児支援セミナー
著作紹介
ライフワーク
ネットワーク
お問い合わせ
サイトマップ
母乳ってすばらしい
母乳育児の悲しい歴史
1950年台、人類が哺乳動物であることを否定するかのような流れが起きました。
ミルク企業は売り上げを伸ばすために、母乳よりもミルクのほうが近代的でおしゃれだと思えるようなコマーシャル活動を展開し、母乳がよく出ていた母親たちでさえ、粉ミルクに手を伸ばすようになりました。

発展途上国も例外ではありませんでした。
赤ちゃんは母乳を通してお母さんからたくさんの免疫物質を受けとります。
母乳を通した自然のワクチンをもらえなかった結果、清潔な水や哺乳瓶の消毒ができない環境下で下痢や栄養失調によってたくさんの赤ちゃんがなくなりました。

1970年台、わが国においても、高度経済成長を遂げるのと逆相関するように母乳率は激減しました。

私は1958年に生まれたのですが、その2年前には、日本でも「森永ヒ素ミルク中毒」による被害事件が起こっています。
私の母は、近所の子供に母乳を分け与えるほど母乳がよく出たのですが、それでも「頭のいい子に育てよう、○○ミルク」といった粉ミルクのコマーシャルにつられて、私にミルクを与えようとしたことがあったそうです。

しかし、小児科医をしていた叔父に「母乳がよく出るのにミルクとは何事か」と一喝され、その結果、私は完全母乳で育つことができました。
●    ●    ●    ●    ●    ●    ●    ●    ●    ●    ●    ●    ●    ●    ●    ●    
哺乳瓶育児の文化から、母乳文化へ!
母乳育児の世界的な後退を重く見たWHOは世界的な母乳推進運動を展開し、UNICEFと共同して母乳育児に関する声明(1989)を発表しました。

人は哺乳動物であるはずなのに、わが国でも、母乳のみで子供を育てている母親は10人に4人しかいないのが現状です。
なぜ、母乳育児がこんなに難しくなってしまったのでしょうか?
母乳分泌機能を発動させ、母乳育児を成功させるには、産科施設における人工乳依存の母子管理体制をみなおし、私たちの社会を「哺乳瓶の文化」から、「母乳育児の文化」へと軌道修正していく必要があるのです。

母乳の分泌は“supply & demands theory:需要と供給反応”に基づく生体反応です。
おっぱい工場は、あかちゃんからの求めがあればあるほどその生産性を増すのですが、ミルクによって満腹になり、お母さんの乳頭への吸啜刺激が足りなくなるととたんに分泌を停止してしまいます。

WHO/UNICEFによる「母乳育児成功のための10カ条」に従って出産施設にミルクをおかず、母乳主義を貫いている「ベビーフレンドリーホスピタル:赤ちゃんに優しい病院」では、90%以上のお母さんが母乳だけで子供を育てています。
出産前後の環境は、母乳育児を成功させるためにとても大切な要素です。
赤ちゃんとお母さんに優しい体制の施設を選びましょう。
戻る
copyright 2008. Manami Matsubara All Rights Reserved.